目次
第1章 蒸気機関車列車の配線
蒸気機関車が走るには専用の線路が必要/機回線の構造/転車台の配線とその構造/東武は「SL大樹」を走らせるためにどう配線変更したか/下今市駅の機関車・客車の動き/鬼怒川公園の配線と機関車の動き/大井川鐵道の蒸機列車のための配線/真岡鐵道の配線/秩父鉄道の蒸機列車のための配線/JRの蒸機列車と転車台/JR東日本の蒸気機関車/JR西日本のSL「やまぐち」号と旧梅小路機関区/JR九州の「SL人吉」/沖縄にも転車台がある
第2章 配線図の基本
駅とはなんだろう/停車場内の線路の名称/駅構内の線路番号/ポイントの構造/ホームの描き方/配線記号の見かた
第3章 配線の歴史学
鉄道は馬車鉄道からはじまった/蒸気機関車の登場で機回線が必要になった/開通時の新橋駅と横浜駅の配線/神戸、大阪の両駅の配線/電車の登場で機回線は不要になった/ダイヤモンドクロスの誕生/高速電車の登場
第4章 折返駅の構造
JRのターミナル駅は通り抜け式が多い/終端側の構造による違い/単線路線の折返駅/複線路線の折返駅/路面電車の終端折返構造/大手私鉄に多い櫛形ホーム/交差支障を少なくする終端駅の配線/高架化された長崎駅のコンパクトな配線
第5章 中間駅
行違駅のことをなぜ交換駅というのか/行違駅の構造/ホームの配置/複線区間では相対式ホームと島式ホームのどちらがいいのか/単線並列複線の地下路線は島式ホームが主流/中間折返駅の配線/いろいろなタイプがあるY形引上線/本線進入と折返列車の同時進入可能な配線/追越駅の配線/変則的な追越駅と折返駅/国鉄形配線とは/交互発着で運転間隔を詰める/複々線の配線/線路別と方向別/新駅設置/スイッチバック駅
第6章 分岐駅の配線
単純な分岐駅/JR形配線の分岐駅/大改造された諫早駅/高架になった富山・金沢駅にある切り欠きホーム/互いに列車本数が多いときは別ホームにする/立体交差によって交差支障を避けた駅/反向島式ホームという乗り換え方法がある/デルタ線とは
第7章 車庫の配線
車庫を設置する場所/車庫の線路の種類/車庫と本線との位置関係/留置線などの線路の広がり方→梯子形、枝線形、併用形/最新の車両基地、新・松山運転所のコンパクトな配線
第8章 貨物駅の配線
まだ残っている操車場の名称/仕訳方式の配線/直行輸送/現在の貨物輸送の配線/梶ヶ谷貨物ターミナルは片側並列タイプ/両側配置の西浜松駅/盛岡貨物ターミナルは直列形/着発線抱き込み並列タイプの郡山貨物ターミナル/ゼブラ配線がある静岡貨物駅/頭端式貨物駅/中間駅で荷役あるいは解放・連結する駅/頻繁に貨物列車が走る秩父鉄道/岩手開発鉄道
第9章 新交通システムの配線
案内軌条式のポイント/跨座式モノレールはトラバーサ移動式/懸垂式モノレールのポイント/その他の特殊軌道もトラバーサ式が多い/札幌市地下鉄は中央案内方式/ウィーントラムの配線
第10章 新幹線の配線
中間駅では停車線と通過線に分けるのが基本/山陽新幹線以降の中間駅の配線/同時進入出発を可能にする大宮駅の配線計画/整備新幹線の中間駅/起終点駅の大半は頭端島式ホーム2面4線/上野駅と品川駅/新大阪駅と博多駅/西九州新幹線の武雄温泉駅/北海道新幹線の札幌駅/新幹線の車両基地/東海道新幹線の車両基地と電留線/山陽新幹線の車庫/九州新幹線の車庫/東北新幹線の車庫/北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東海道新幹線の保守基地/山陽新幹線の保守基地/九州新幹線/東北新幹線保守基地/北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線の保守基地/新在直通線と新在共用区間